畳替えには3種類のコースがあります。
・新調 まるごと新品の畳にする
・表替え 畳表とヘリを取りかえる
・裏返し 畳表をはずして裏返して新しいヘリで縫い直します
どうして色が違って見えるの?
畳表のイ草の向きを 縦、横と交互に敷いていくと、イ草に対してまっすぐ差し込む光は影を作らず、イ草を横から照らす光は影を作り出し、結果として明るく見える畳と 影を伴う畳が交互に現れます。
写真のように 畳の表面がガサガサしてきたら ゴザをひっくり返して、きれいな裏面を上にして使う 裏返し が 「 お得にきれいに 」 のポイントです。
丈夫なゴザ(ビーグや和紙表など)をお使いの場合は4・5年使ったら、裏返しでキレイにして両面無駄なくお使いいただくのがおすすめです。
( 畳ヘリはお好きな柄で 新しく付け替えます。)
細くしなやかなイ草を みっしりと丈夫に織り上げるのが良いとされる県外の畳表、上品な和の空間を作り出します。
一方の 沖縄のビーグは、太く 丈夫で肌触りもざっくりして涼しい、沖縄では「ビーグが上等!」と根強い人気です。
植え付けてから収穫まで10ヶ月、 農薬を使わず手作業で雑草を抜き、何度も肥料を入れ大切に育てられる沖縄のビーグ.
数も少なく、貴重で、時期によっては次の収穫、織り上げまで仕入れられないということもありますが、農家さんの丁寧な仕事、こだわり、ビーグの良さを伝えていきたいです。
乾燥させ、長さ 色を確かめながら選別し、農家さん自身が1枚1枚 織り上げて畳のゴザに仕上げていきます。
9 0 ℃ で 2 時間、畳の内部まで高温で乾燥させます。
ワラでできた畳床をお使いの場合、ワラが湿気を含んでいたり、ダニの心配があるため、高温で 乾燥させ、ダニの卵までやっつけることができます。
フォーム材を使用した軽い畳床をお使いの場合は、高温加熱により フォーム材が変形し、畳床が縮んだりする恐れもあります。
フォーム材は湿気を含みにくく、ダニの発生もほぼ ない素材なので、太陽に干してあげるのが一番です。
お使いの畳が ワラ床か、フォームを使用した畳床なのか確かめ 加熱乾燥か太陽に干したほうが良いのかを判断ください。
お預かりした畳を 「太陽に干してから 表替えする」 こともできます。
写真の畳も 沖縄の太陽(無料)でカラッと乾燥させてから施工させていただきました。
*梅雨時はカビ予防で 畳に扇風機をあてておくと良いです。
※ カビにくい 和紙を原料とした畳表もあります.
梅雨時のお手入れ
・除湿機やクーラーで 湿度が上がらないようにする。
(畳にむけて 扇風機をかけることでもカビの発生をおさえます)
・水拭きはしない!
(より湿度が上り、カビやすくなってしまいます。)
こまめにフローリングワイパーなどで乾拭きがおすすめです。
・畳間に洗濯物を室内干ししない。
もし、カビが生えてしまったら・・・
1.できるだけ乾燥させて雑巾などでカビをとる。
2.消毒用エタノールをスポンジやぞうきんに取って拭き、カビの根っこまで除菌!
(アルコール度数が高いので火気厳禁!火の近くでは使わない)
3.柔らかいブラシなどで掻き出し、乾燥させてから仕上げの掃除機をかける。
畳のヘリ どれを選ぶかで お部屋の雰囲気も変わってきます。
伝統的な ひし形 や 亀甲の柄に加え、八重山の ミンサー織り や、桜 や 梅 をあしらった華やかな柄、
江戸小紋の中でも格式の高い 鮫小紋 の柄、グラデーションをつけた畳縁 など
きちんとした感じ、やさしい感じ、華やかに、シックに・・・・、縁起の良い模様を織り込んだものも多いので柄の持つ意味を考えながら選ぶのも楽しいかと思います。
はっきりとした色はきちんとした感じに、畳と似た色だとヘリが目立たず広く感じたり、銀糸が織り込まれ朝夕の光で輝いたり、長寿や運気の上昇を表す柄など、ご相談しながら選んでいただいています。
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暑い沖縄、涼しく眠りたい!!
畳を敷いたベッドで涼しく、お昼寝も気持ちよく!
特にビーグで作った畳は通気性が良く、さらりとした肌触りで涼しいので、暑い夏にはピッタリです。
腰痛対策として畳ベッドにする方もいらっしゃいます。
マットレスだと腰が沈み、寝返りが打ちにくい等、畳と布団の組み合わせは適度に固さがあり、腰への負担を減らしてくれるようです。